代表者ご挨拶
最近、コンサルティングやプロジェクトマネジメントを実施していく中で、企業の中で、組織の壁、さらに言えば「断絶」が起きていることを感じます。
経営と現場の断絶はもとより、部門間の断絶、管理職と部下との断絶、職種間の断絶、若手とベテラン層との断絶など、あらゆるところで、相互のコミュニケーションが上手くいっていないケースがみられます。
なぜ、お互いが歩みよれないのか?なぜ、相手の話を理解しようとしないのか?外部から見ると不思議なことなのですが、これらの断絶が起きる理由は、「多様性がないことによる個人、組織の思い込み」ではないかと私は考えています。昔ながらの価値観の中で「皆が、自分と同じ価値観を持ち、同じように働くべきだ」と考えている人が多い組織は、働き方も多様になり、考え方も多様な近年の世の中についていけないのではないかという危機感を私は感じています。
企業がより成長するためには、全社課題をいち早く発見し、解決していくことが必要です。特に大企業においては、「答えは組織の中にある」ケースも多くあり、社内外でのコミュニケーションを密にすれば解決する話も多数あります。したがって、企業にとって重要なのは、自分と違う価値観を持つ人材の言動を理解して、お互いが同じ方向を向いて課題解決に取り組む舞台を整えることです。これは困難なことではありますが、その第一歩は、組織内部の人員のみならず、組織の外の人材を活用しながら多様性を確保することではないかと感じております。
おかげさまで、当社のメンバーは女性社員も過半数を占めており、20代〜60代までのメンバーがそれぞれの強みを生かして業務に携わっております。また、当社の関連企業は盛岡、仙台、大分という拠点を持つ地方本社の会社であります。彼ら、彼女らの考え方や生き方は、従来型日本企業における東京本社の男性管理職の考え方とは異なります。今後の企業の発展には、かかる従来とは違う人材の活用こそが必要だと私は確信しております。
HSパートナーズは、「多様な人材を活用することにより、顧客に確かなValue(価値)を提供する」という企業理念のもと、大企業から中小企業まで、現場に近いコンサルティングを実施してまいりました。当社としても、顧客に多様性を提供するとともに、多様性を生かしたValueを今後とも提供していきたいと考えております。
今後とも引き続きご支援のほど、よろしくお願いいたします。
2022年5月
代表取締役 酒井秀夫
代表者略歴
1995年: | 東京大学法学部卒業後、通商産業省(現 経済産業省)入省
|
2002年: | べインアンドカンパニー 入社
|
2004年: | ウッドランド(現 フューチャーアーキテクト入社)
|
2006年: | アセンディア代表取締役社長就任
|
2011年: | エイチエスパートナーズ設立 代表取締役社長就任 |
2013年: | イーストライズ株式会社設立 取締役会長就任(現任)
|
2017年: | ライズエイト株式会社設立(イーストライズグループ) 代表取締役社長就任(現任) |